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介護福祉士に3年生全員合格 江陵高校福祉科

2019/4/1  十勝毎日新聞電子版

(写真)後輩手作りのお守りを持ち受験に挑んだ3年生21人(釧路市の受験会場前で、同校提供)

 





【幕別】江陵高校(若宮栄校長)の福祉科3年生21人が、国家資格の介護福祉士の試験に挑戦し、全員合格を果たした。同校としては6年ぶり3回目の合格率100%達成で、関係者らは喜びにあふれている。


 同校福祉科は、2009年に前身の福祉コースを経て開科。3年間で1860時間の介護実習を含む福祉の授業を展開する、道内でも数少ない介護福祉士の養成高校。これまでに多くの卒業生が介護や福祉の現場で活躍している。

 
 同科の生徒は毎年、進路に関わらず全員受験が恒例となっており、今年度は3年生21人が挑戦。1、2年生の手作りのお守りと「合格祈願」の文字が書かれたハンカチを持ち、1月27日に釧路市内で行われた筆記試験に臨んだ。
 今月27日に合格発表があった。合格率は全国で73・7%、うち高校生は76・8%だったが、同校の受験者は全員が合格を手にした。

 福祉科の反保遥主任は「生徒の3年間の頑張りが結果につながった」と笑顔を見せ、「ここがスタートラインだと思って、それぞれが社会に出て力を発揮してほしい」とエールを送った。(折原徹也)