平成28年度全国高校選抜
バドミントン大会北北海道予選会
十勝毎日新聞 電子版 2017.1.13~15
江陵 男子団体3年連続準優勝 女子団体はベスト8
バドミントンの帯広市体育連盟創立70周年記念事業第49回道高校新人大会兼第45回全国高校選抜大会北北海道予選会第3日は13日午前、帯広市総合体育館で男女の学校対抗(団体戦)の決勝を行った。3年ぶり3度目の十勝対決で、3年前と同じ顔合わせとなった男子は帯大谷が江陵に3-0で勝利。前回の雪辱を果たすとともに、10年ぶりに頂点に立ち、全国高校選抜大会(3月22~26日・愛知県豊田市)の出場権を得た。女子は旭川実が旭川北を3-1で破り、3年連続23度目の栄冠に輝いた。
色あせぬ準V 江陵男子
3年ぶり2回目の優勝を狙った江陵だったが、帯大谷の壁に阻まれ、3年連続の準優勝に終わった。田代浩司監督は「選手たちは持てる力を出し切った」と、男子部員14人が一丸となった戦いをねぎらった。十勝勢対決の決勝だったが、旭川実を下した帯大谷の強さが際立っていた。坂本隆太主将は(2年)「競った試合もあったが、最後の詰めの部分でうちは甘さがあった。もう二度とこんな悔しい思いをしたくない」と雪辱を誓った。
学校対抗男子準優勝の江陵(前列中央が坂本隆太主将)
江陵女子は4強逃す 夏への弾みに 江陵女子・菅原主将
○「メンバー6人だけでここまで勝てるとは思わなかった」。江陵女子の菅原美咲主将(2年)は少しだけ笑みを浮かべた。2回戦は第3シードの岩見沢緑陵に対し、菅原主将・小玉侑香組(2年・1年)、齊藤凪・竹山優菜組(同)らが力を出して勝ち切った。準々決勝は、決勝に進んだ旭川北に1-3と善戦。シングルスで戦った菅原主将は「あのゲームを取れていたら展開も変わったかも。みんなで力を付けて、夏の高体連ではベスト4以上を狙う」と話した。
【女子団体戦準々決勝・江陵-旭川北】ネット際のドロップに粘り強く食らいつく江陵の小玉侑香・菅原美咲主将組
【男子】◇学校対抗
▽2回戦 江陵 3-0 網走南ヶ丘 ▽準々決勝 江陵 3-0 旭川工
▽準決勝 江陵 3-0 滝川
○坂本隆太・奥秋祐人 2(21-15 21-15)0 太田裕斗・下道隆世
○山崎凌弥・北原卓実 2(15-21 21-15 21-11)1齋藤竣一・平沢竜太
○廣瀬安孝 2(21-10 21-12)0 岡下晴音
▽決勝 帯大谷 3-0 江陵
○高橋魁・小川涼真 2(21-15 23-21)0 坂本隆太・奥秋祐人
○佐藤陸・高橋駿哉 2(21-17 23-21)0 山崎凌弥・北原卓実
○岡田浩介 2(21-14 24-22)0 廣瀬安孝
【女子】◇学校対抗
▽2回戦 江陵 3-1 岩見沢緑陵 ▽準々決勝 旭川北 3-1 江陵
個人戦 江陵 男女ダブルス・ベスト8と16
江陵 男女シングルス・ベスト16
【男子】◇個人戦ダブルス
◆8強の坂本隆太・奥秋祐人組「決定力上げたい」
坂本隆太・奥秋祐人組(江陵2年・1年)は準々決勝で第3シードの蝦夷森駿・福村龍組(旭川実1年)に敗れた。相手ペアの1人に重点的にシャトルを集めようとしたが、奥秋は「臨機応変に対応された」と修正力の高さに舌を巻いた。2人とも前衛でのタッチは速い。目標のインターハイ出場へ、坂本は「決定力を上げたい」とさらなる成長を誓い、奥秋も「スマッシュ力を強くしないと勝てない」と話した。
【男子個人戦ダブルス・準々決勝】速いタッチで攻撃する江陵の奥秋祐人・坂本隆太組(右から)
▽1回戦
坂本隆太・奥秋祐人(江陵) 2-0 河原駿・青木然(中標津)
廣瀬安孝・桐山恵太郎(江陵) 2-0 赤岩宏紀・本田洸太(武修館)
▽2回戦
山村勇人・稲垣健太(旭川実) 2-0 山崎・北原
坂本・奥秋 2-0 斎藤奨・菅原匠吾(旭川工)
橘聖弥・佐藤洸太朗(旭川実) 2-0 廣瀬・桐山
▽準々決勝 蝦夷森駿・福村龍(旭川実) 2-0 坂本・奥秋
【女子】◇個人戦ダブルス
▽1回戦 菅原美咲・小玉侑香(江陵) 2-1 遠藤紗衣・木戸優花(稚内)
▽2回戦 菅原・小玉 2-0 中村美月・赤松悠希(深川西)
▽準々決勝 布川夢香・遠藤みのり(旭川実) 2-0 菅原・小玉
【男子】◇個人戦シングルス
▽1回戦 坂本隆太(江陵) 2-0 小林勇人(岩見沢農)
▽2回戦 橘聖弥(旭川実) 2-0 坂本
【女子】◇個人戦シングルス
▽1回戦 菅原美咲(江陵) 2-0 大門莉子(網走南ヶ丘)
▽2回戦 布川夢香(旭川実) 2-1 菅原