「双陵フェス」盛り上がる 江陵高と清陵高
2020/10/09 12:16 十勝毎日新聞電子版
アームレスリングで勝負する生徒たち カラオケなどで盛り上がった「双陵フェス」
【幕別】再編に伴い同じ校舎を使用している江陵高校(若宮栄校長、生徒102人)と幕別清陵高校(澤田慎也校長、生徒194人)による「双陵フェス」が8、9の両日、両校で開かれた。来年3月末で閉校する江陵高生にとっては最後のイベントとなり、生徒たちは仲間との思い出の一ページを刻んだ。
新型コロナウイルスの影響で中止した学校祭の代替イベントとして両校の生徒会が企画した。
9日はステージイベントを実施。生徒有志の漫才や軽音学部のバンド演奏、カラオケ、アームレスリングなどを楽しみ、両校の教員によるバンド演奏も盛り上がった。密を避けるため、ステージの場所を体育館や校舎前など四つに分け、観客との間隔を空ける配慮も。8日はサッカーやバレーボールなどで交流した。
江陵3年の山根愁斗さんは「コロナで学校行事ができることは当たり前じゃないと感じた。こうして最後にみんなで楽しめて良かった」と話し、幕別清陵2年の大山穂乃嘉生徒会長は「盛り上がってすごくうれしい」とほっとした表情を見せた。
幕別清陵高校は、ともに同町内の道立幕別高と私立江陵高が再編して昨年4月に開校した。現在は江陵高校舎で幕別清陵の1、2年生と江陵3年生が学校生活を送る。来年3月末で閉校する幕別高校では、12月に学校祭の代替イベントを計画している。(澤村真理子)